自分のコーチになる

親愛なる皆様
おはようございます。

私が初めてコーチングを学んだのは、日創研さんの研修で、2007年のことでした。
おもしろいと思い、他が主催するコーチングセミナーにも参加したり、コーチングに関する本も何冊か読んだり、
自分なりに臨床実験を行ったりして、初めて学んでから5年ほどして、
自分が主催する物流応援団の研修カリキュラムに組み込んだ。

5年も時間が掛かったのには理由があって、簡単に云うと、腑に落ちないことがあったからだ。
それは、「コミュニケーションの決定権、主導権は受け手(聴き手)にある」という、
一見すると、なるほどと思う理論で、実際に一緒にセミナーを受講している受講生もほぼ例外なく納得している様子に、私はどこか漠然と違和感を感じていた。

そんな、自分の腑に落ちていないものを自分が主催する研修カリキュラムに組み入れるのは嫌だったからだ。
それがある時、その違和感がスッと解消したので、自分流の理論に変換し、研修カリキュラムに組み込んだ。
それが「コミュニケーションの責任者は自分」という理論だ。

受け手(聴き手)の立場に立てば聴き手に、出し手(話し手)の立場に立てば話し手に。
人間関係、コミュニケーションの責任者は常に自分、
良きも悪しきも自分に責任があるという意識を持つことでしか、
より良い人間関係や質の高いコミュニケーションは育まれません。

そこからまた7年ほどが経ち、更に深めていく為に、このところ痛感していることは
「自分自身のコーチになる」ということだ。

コーチングは対人関係スキル高め、より良い人間関係を構築していく為の手法なので、常に相対する人がそこにいる。
その相対する人を“他人”と位置付けていたが、もっとも良い関係を構築すべき相手は他人ではなく“自分”であるということ。自分と対話する。
じっくり向き合う。より良い人間関係を阻害している自分の内面を。
目を背けず、ちゃんと観る。耳を塞がず、ちゃんと聴く。
そして、それらを認知する、認識する、受容する。

自分を認め、受け容れることができなければ他人を認め、
受け容れることなどできない。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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