マクロを知り、ミクロで戦う:後編

親愛なる皆さん

おはようございます。

前編では、「マクロを知る」為に

世界経済、人口推移、企業倒産数など、

マクロ的な視点で観た時、この国や企業経営の

未来は、なかなか困難であることを描いた。

されど、未来を憂い、肩を落とし、溜息をついて、

弱音を吐いていても仕方がない。

そんな時代、環境、条件の中で、如何に在るか、

如何に生きるかをしぶとく考え経営していく。

それが、今回のタイトル

「マクロを知り、ミクロで戦う」であります。

そして、後編は「ミクロで戦う」の考えを描く。

それは、我が社の物流戦略であり、役割であり、

私の拘りでもある。

・大型車両を保有しない

・長距離輸送を行なわない

・エリアを絞り込む

・業種業態を絞り込む

・出来る限り細かくて面倒な仕事に取り組む

物流は世の血液。

大型長距離幹線輸送が動脈とするならば、

我が社の役割は毛細血管、小さなエリアを

網の目のようにそして納品先の細部まで入

っていく。

全体売上よりも1台当たり売上に拘り

1台当たりの売り上げを極限まで上げ、

ドライバーの収入、待遇を極限まで上

げていくシナリオ。

ゆとり教育で勉強する時間が削られ、

働き方改革で働く時間が削られ、

日本は、勉強量と労働量が少ない国になった。

結果、先述の如く日本の経済は2000年をピーク

に今も尚下り続け、そして、人口減、少子高齢化

は予想以上のスピードで進み、働き手、特にドラ

イバー不足は益々深刻、昨年の企業倒産件数が1

万件を超える中で、(ちなみに物流業界には倒産、

廃業、統合まで合わせると1千社近くが消えて無

くなっている)にもかかわらず物価の高騰、労働

時間の短縮、賃金アップ・・・意図的に企業(特に

中小零細)を減らそうとしているようだ。

だから、国に期待はしない、否、できない。

されど、世の血液、物流を止めるわけにはいかない。

これは我が使命だ。だから諦めない、だから同志の

仲間達と共に学び、自社と自分が力を付け、知恵を

絞り戦い生き抜いていく。

「ミクロで戦う」は、各企業(特に中小企業は)自社

の強みを活かし選択と集中を常に考え、絞り込み、

小資本の中で、資源を極力集中させ、何でどう戦う

かを決めること。これは中小企業共通の命題であります。

「マクロを知り、ミクロで戦う」おわり

今日も一日良い日に致します。

物流応援団長(兼)応援され団長

山田泰壮(やすお) 拝

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