ワイフ ワーク バランス~サザエさんからのメッセージ~

親愛なる皆さん

おはようございます。

今朝のタイトル、間違いではありません。

ライフワークバランスではなく、

ワイフワークバランス、「ラ」ではなく「ワ」です。

原作は新聞の4コマ漫画、1946年連載開始、

終戦の翌年から始まった。それから20余年後、

テレビアニメとして放送開始、今も長寿番組として

親しまれている国民的アニメ、そう、サザエさん。

原作者長谷川町子さんは天才。

およそ80年前に令和の現代を予見し描いていた。

象徴的なのがマスオさんの存在。

終戦直後の日本で、マスオさんの存在(ポジション)は

なかなかあり得ない。嫁の実家に婿が住まい、養子婿

ではないので苗字も違う(磯野家にフグ田)という形態は、

特に当時は未だ男尊女卑が甚だしかった時代なので、

稀有だったことでしょう。しかし、そんな中で家族

皆が仲良く暮らしており、家長の波平さんは威厳があり、

フネさんは良妻賢母の理想の奥さん。サザエさんは明る

く元気で人気者。理想の家族であります。

長谷川町子さんは、当時そうではなかった時代環境が

未来こう変わっていくことを示唆し、それでも皆がこう

して仲良く暮らし、生きていくんだよと、現代人への

メッセージをサザエさん一家に託したのかもしれません。

さぁそして、

波平さん(54歳)の年をとっくに超えてしまった私が令和

の現代を見渡してみると、、、世の中は、マスオさん

もしくはマスオさんチックな存在が見事に増殖している

ことが分かります。

嫁の実家に同居、もしくは嫁の実家寄りで住まいを

構える。「嫁ぐ」という概念が無くなったか、

もしくはかなり薄くなったということかもしれません。

夫と妻という関係性というかポジションの変容。

夫は外で稼ぎ、妻は家事子育て、夫の帰りを

三つ指をついて妻がお迎えするなんて光景は、

日本昔話であります。

妻のみならず夫の産休や子供の学校行事でのお休み、

家庭の中の役割や夫の仕事選びまで、

「妻と相談してから決めます」という言葉を

多く耳にするようになりました。

ライフ・ワークバランスからワイフ・ワークバランス

への変容。

良い悪いではなく、

長谷川町子さんは、そういう世の中に変容して

いくことを示唆し、その時代環境の変化にちゃんと

適応していくよう、現代人にエールを送っていた

のでしょう。 

と、全ては私の個人的持論ではありますが。。。

必死のパッチで時代環境への適応を意識している私、

年下の波平を見習わねば。

今日も一日良い日に致します。

物流応援団長(兼)応援され団長

山田泰壮(やすお) 拝

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