訓練をして身につけるもの
親愛なる皆さん
おはようございます。
司馬遼太郎さんの遺言とも云われている
「21世紀に生きる君たちへ」をたまに読む。
1996年に亡くなった司馬さんが、
自分は見ることができないであろう
正に21世紀を生きる人達へのメッセージだ。
スッとして、気持ちがリセットされた感じが
して、読むといつも感動する。そして、頑張
らにゃ!と思えてくる。
***以下、引用************
人間は、決して孤立して生きられるようには
つくられていない。このため、助け合う、
ということが、人間にとって、大きな道徳に
なっている。助け合うという気持ちや行動の
もとは、いたわりという感情である。
他人の痛みを感じることと言ってもいい。
やさしさと言いかえてもいい。
「やさしさ」
「おもいやり」
「いたわり」
「他人の痛みを感じること」
みな似たような言葉である。
これらの言葉は、もともと一つの根から出て
いる。根といっても、本能ではない。
だから、私たちは訓練をしてそれを身に
つけねばならない。
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優しさや、思いやり、いたわり、他人の痛み
を感じることは本能ではない。だから訓練し
て身につけなけらばならない・・・の言葉は、
決して子供たちへのメッセージではなく、
易きに流れる弱き万人への警鐘であります。
人は弱い、放っておけば、易きに流される、
もし、強い人がいて、放っておいても
易きに流されない人が仮にいたとしてたら、
それはそれで結構なことだが、少なくとも私
は弱い。だから司馬さんの訓練が必要だとい
う言葉にとても共感できる。
このエッセイは、後に(今でも)小学校の国語の
教科書にも教材として活用されているようで、
私は当初、司馬さんが子供達に向けて書いたと
思い込んでいたが、21世紀を生きる全ての人達
へのメッセージだということに後に気が付いた。
司馬さんからのメッセージはこう締め括られる。
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もう一度くり返そう。さきに私は自己を確立
せよ、と言った。自分に厳しく、相手には
やさしく、とも言った。いたわりという言葉
も使った。それらを訓練せよ、とも言った。
それらを訓練することで、自己が確立されて
いくのである。そして”たのもしい君たち”に
なっていくのである。以上のことは、いつの
時代になっても、人間が生きてゆくうえで、
欠かすことができない心がまえというもので
ある。君たちはつねに晴れあがった空のように、
たかだかとした心を持たねばならない。
時に、ずっしりとたくましい足どりで、
大地をふみしめつつ歩かねばならない。
君たちの未来が、真夏の太陽のように輝いてい
るように感じた。
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久しぶりに読んだ
「21世紀を生きる君たちへ」では、
以前同様、自分自身が頑張らにゃ!という
気持ちに加え、次世代の人達に、
こんな動機づけができる自分でなければ!
と、過去にはない齢に応じた新たな気持ち
が生まれていることに気付かされた。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝



