社風と環境

親愛なる皆様
おはようございます。

私はこれまで“社風”を「社内の人間関係が創り出す風土」と定義してきたが、この度の体験と気づきを通じ、定義に加筆する必要があると考えている。
「社内の人間関係と“環境”が創り出す風土」と。

この度の体験と気づきとは、先月オープンした我が社の三重県四日市の事業所の立ち上げ業務で苦戦している。その要因は様々だが、労働環境によるところが大だ。

大勢のスタッフが細かな作業をする倉庫内では、安全性を筆頭に整理整頓美化は勿論、倉庫内の温度、照度、休憩スペースの広さ通気性、水道高熱設備関連、空調施設などなどなど・・・事前に整え準備しなければならない環境があることを改めて痛感している。

38年間で大小合わせて30以上の事業所を立ち上げて百戦錬磨のつもりが、ミスった。施設の選定や顧客との話し合い詰めの甘さボタンの掛け違い・・・ 悔しい。立ち上げ業務の為に現地に入り働いてくれているベテランメンバーをはじめ、縁あって地元で採用したスタッフ、協力会社のメンバーに苦労をかけている。責任を感じる。

されど、スタートした以上は放り投げるわけにはいかない。オープンから1か月、環境改善の為にあれこれ手を打ち、現地入りしてくれているメンバーの献身的な働きや他部署からの応援部隊によって、少しずつ改善に向かい、軌道に乗りつつある。

良い社風には良好な人間関係が大前提であるが、人間関係が良好でも環境が劣悪であれば、その良好もきっと長続きはしない。社風とは人間関係と環境の相関関係にあると思う。中国管子の言葉に「衣食足りて礼節を知る」があるが、通ずる考え方である。

ベテランメンバーと現地で御縁を頂いたメンバー達の頑張りに報いるよう、最善を尽くして参ります。

生まれて初めての四日市で朝を迎えた。
どんよりした天気。
梅雨明けの頃、環境改善がさらに進み、業務が軌道に乗っていることをイメージしつつ。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長・山田泰壮(やすお)

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