自責、精神的成長

親愛なる皆様
おはようございます。

私は長年「人間関係の責任者」というテーマを研修や著書、コラム、様々なアプローチで伝えてきた。
その答えは「人間関係の責任者は自分、人のせいにしない」であります。

同い年で長年経営コンサルタントをしている友人Uさんのメルマガで「人の精神的成長」について書いていて、私の「人間関係の責任者」理論と表現こそ違えど、まるで同じ主旨のことが書かれていて腹落ちしたので、今朝はその文を引用させてもらいます。

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人の精神的成長とは何か?精神的に成熟する、大人になるとはどういうことか?あくまでも私の見解ですが、「他責(人のせい)にしなくなること」だと思っています。人間として成長していない人、精神的に未熟な人って、人のせいにしがちです。

精神的に未熟であるだけならいいんですが、だいたい「他責にする人」は、周りに対して悪い影響を及ぼします。
なぜなら、他責は、恨みつらみに繋がるからです。

ですから、会社組織に目を向けると、他責が横行している組織は、だいたいいい成果を出せていません。
恨みつらみからは前向きな発想や行動は生まれません。

組織内で以下のような他責の発言があったら、要注意です。
「私はちゃんとやった」「上司がしっかりしてくれないから、何も決まらない」「社員の能力が低いから、うちの会社の成績が上がらない」「私ができないのは、先輩が教えてくれないから」等々・・・ここまで露骨ではなくても、「コロナで訪問できないから売上が上がらない」「半導体が入らないからなんともならない」等々これも他責。

人のせいではないですが、うまくいかない理由を周りの環境のせいにしています。
では、組織において他責にする風土を生まないためにどうしたらいいのか?まずは組織のリーダーが率先して、自責の言葉を口にすることだと思っています。
「景気が悪いから」ではなく、「我々が、景気の悪さに対応できる策を考えきれていないから」「お客さんが悪いから」ではなく、「我々が、お客様を納得させられていないから」「競合が強すぎるから」ではなく、「私たちが、競合に勝てる方法を検討しきれていないから」「経営層の方針が不明確だから」ではなく、「経営層が方針を明確にできるだけの情報を我々が提供していないから」「部下が悪いから」ではなく、「私が部下の能力を引き出していないから」

こんな風に無理やりにでも他責から自責のフレーズに転換して、思考するようにする。

組織においては、常にこうした「自責」で物事を捉える癖を付けることが大事だろうと思うのです。
他責にしている方が人は楽なんです。自尊心が傷つきませんから。
「自分は悪くない、周りの人が悪い、周りの環境が悪い」と言っていれば、自分は傷つきません。

だからこそ、精神的成長には、他責ではなく、自責で考えられる精神性が求められるのです。
自責の風土を醸成できるように務めていきたいものです。
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今日は福岡にて物流マネージャー実践研修、感染予防対策万全に自責で挑んで参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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