忘己利他

~2022年ファイナル~
            
親愛なる皆さん
おはようございます。

大晦日。
今年が終わろうとしています。

コロナ感染拡大がはじまった頃コロナ禍が
ここまで長引くとは誰も予想出来ませんでした。
ロシアによるウクライナ侵攻も、そしてそれが
こんなに長引くことも誰も予想していませんでした。
コロナによる人やモノの動きの変化や原料や物価の
高騰は企業経営にも大打撃を与え・・・
この先も予想はできませんが、予測できるのは
受難の時代であるということ。
某シンクタンクの情報では、物流業界においては、
5年で1万件近い会社の廃業や倒産を予測している。

されど、万人に共通して云えることは、
「与えられた環境や条件の中で生きていく」ということ。
これは原理原則であり、他国も自国も、総理大臣も庶民も、
お金持ちも貧乏も、社長も社員も、親も子も、例外なし、
皆同じであります。

さぁそこで、今年最後のモーニングメールの
タイトルは「忘己利他」。

伝教大師最澄の言葉『己(おのれ)を忘(わす)れて
他(た)を利(り)するは慈悲(じひ)の極(きわ)みなり』
という言葉を四文字熟語にしたのが、忘己利他。
「自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをする、
それは仏さまの行いで、そこに幸せがあるのだ」という意味です。
つまり我欲が先に立つような生活からは幸せは生まれないのだと
いうことです。 (天台宗 法話集より)

世は受難の時代、否、人生は受難の連続と云っても
よいのではないでしょうか、だから自分だけが難を
逃れることなどできません。

受難、難を受けること、否、受け容れること。
与えられ環境条件を否定したって仕方ない、
まずはその環境条件を受け容れたうえで、
次の一手を考え行動する。

「悩み苦しみ小脇に抱えて一歩前進」
30年前、先輩から頂いた言葉が今も脳裏に
焼き付いています。
悩み苦しみから逃れることなどできない、
ならば、小脇に抱えて前進していくのみ。

そして、私が若い頃から理想としている人間像
というか理想の人間関係像は。。。
自分のことは放ったらかしにして、
人の為に、人のことで一所懸命動いていると、
気が付けば自分のことは誰かがやってくれている。
そんな姿、景色であります。

コロナや戦争はもうこりた!
されど、いつまで続くか分からない!
ならば、今の全てを受け容れて、
己を忘れて他を利する精神で、
年が変われど変わらぬ精神で、
日々一所懸命、完全燃焼で生きて参ります
忘己利他。

今年一年お世話になり有り難うございました。
来年も引き続き宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝 

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