工業系物流と商業系物流:その2 ~今日でヤマネットは創業24周年~
親愛なる皆さん
おはようございます。
自宅玄関の「山田」の表札の下に「YMANET」の
小さな看板が揚がった。2000年5月1日、
自宅六畳の一室でヤマネットは創業した。
18歳からトラックドライバーとして社会人デビュー
してから16年間、地元運送会社で勤め、ドライバー、
倉庫作業、管理職、役員と様々な経験をさせて頂き、
その16年間で培った経験や知識やノウハウを活かし
勢いよくスタートした。その時には、その先に起きる
波乱万丈は知る由もなかった。。。
ちなみに、
その先の波乱万丈を描くと長くなりますので、
ごま書房新書出版「崖っぷちから這い上がる五つの力」
をどうぞご購読ください(笑)
16年のサラリーマン時代、物流マンとして一貫して
携わってきたのは、商業系物流、食品問屋大手のR社、
日用雑貨問屋T社、、、家庭紙やお菓子や飲料などなど
ありとあらゆるメーカーや問屋の業務を行ない、
それらは全て暮らしや営みに密着している商材ばかり、
故に止まることなく動き続けている、そして、それに
伴い物流もやはり24時間、365日動き続けているわけです。
サラリーマン時代の16年間は盆暮れ正月は一度も休んだ
ことがありませんでした。
そんなサラリーマン生活に終止符を打ち、
独立創業後、同じ物流業ではありますが、これまでの
ようにメーカーや問屋との接点だけではなく、
運送会社との接点が増え、関係性を築いていきます。
商業系物流一辺倒で仕事をしてきた私が、
愛知県三河エリアの運送会社とも接点が増えてきます。
三河エリアといえば「トヨタ」で成り立っているエリア
といっても過言ではありません。それは所謂工業系物流エリア
です。そのエリアの経営者の方々との接点が増えていく中で、
商業系物流との違いに絶句します。
業績、所得、待遇、、、、その違いは歴然
なかなか儲からず、苦労をしていた16年間はいったい何?
と思えるほどの違いを目の当たりにしました。
「なんじゃこりゃ!」
先日のコラム<その1>を読んだ、当時をよく知る先輩から、
当時の工業系物流と商業系物流の待遇や条件や環境の違いが
送られてきました。私同様長年商業系物流に携わってきた人です。
「これは同じ国か!?」と嘆いていた当時を目を細めて
思い出されたようです。
<年間休日>
工:110~120日(年末年始、GWしっかり)
商:70~80日(上記全くなし)
<物量波動>
工:少ない及び事前に計画有り
商:多い且つ計画はあるもののその日受注の対応
<お取引>
工:麻雀・飲食・ゴルフ等接待好き
商:仕組・コスト重視でドライ
<同業者構造>
工:元請・下請け・孫請け構造が明確
商:元請・下請け迄?孫請け禁止の所も有り
工業系物流に携わる経営者達は、とにかく裕福という
印象を強く受けたことを思い出します。
当時は、「三河殿様と尾張乞食」という言葉を先輩経営者
から聞いたこともありました。
今の時代では、不適切にもほどがありますね!
創業後間もなく、上記のようなことを味わうわけですが、
その後、世は変わり、リーマンショック、大震災・・・
時代の流れが変わってゆきます。。。
シリーズ<工業系物流と商業系物集>
その3へと続きます。では、また後日。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝