人生、三択

親愛なる皆様
おはようございます。

今朝は2年前の今日書いたコラムを引用する。

人間は十人十色、否、千差万別、つくづくそう思う。
同じ家庭に生まれ、同じ親の元で育った子供なのに
全然違うキャラクターであったり、同じ会社で働き、
同じ上司の下で働いているのにある人は前向きで、
ある人は不平不満ばかり、同じ研修を受講しているのに、
プラス思考の人、マイナス思考の人・・・

各々のこれまでの経験体験、生きてきた環境が違うから
物事の捉え方、考え方が違うのは仕方ないというか当た
り前です。しかし、子供の頃からほぼ同じ環境の中で経験
体験をしてきた双子が全く異なる物事の捉え方考え方に
なるのは一体どうしたことか?不思議です。

人は何もかもを見たいように見、聞きたいように聞くよう
であります。どういう見方聴き方が良い悪いという話では
ありません。同じ場所で同じ人の話を聴いていても、私が
見ている景色、聴いている話は、あなたが見ている聴いて
いるそれとは全く違う。環境や経験体験によって培われる
(左右される)思考と、環境や経験体験にも左右されない、
もっと根深い大前提の上に、どうしようもない条件の上に
人間個々は存在しているのかもしれません。それを性格と
いうのか、体質というのか、または運命というのか・・・
ここではとりあえず個性としておく。

そういうそれぞれの個性を持った人間の集団や組織に対し、
意思統一をはかったり、一致団結させたりするのは至難の
業といえる。でも、それをするのがリーダーの仕事であります。
たいへんな役目であり、たいへんな仕事ではありますが、
勘違いをしてはいけない、リーダーが図れる意思統一は、
前述でいう環境や経験体験によって、左右できる物事の
捉え方や考え方の部分であって、個性(性格)ではない。
何故ならそれは根深い大前提だからだ、どうしようもない
条件だからだ。そもそも一致や統一できるものではない。
そこまでをも変えようとするからおかしくなる。
本来触れることはできないし、変えれない、もっというと、
いらんお世話だ。そこは触っても変わらない、リーダーで
あっても上司であっても、親であってもそうだ、そこを
とやかくいう権利、資格は実はない。

では、どうすればよいか?私は選択肢は3つだと思う。
①縁を切るか、②上手に付き合うか、③受け容れるか。
人生は人間関係であるといっても過言ではない。
生まれてから死ぬまでずっと誰かと関わりを合っている。
その人生の豊かさはこの三つの選択によって決まると私は思う。

①自分の思い通りにならない、気に入らない相手と縁を切ると
いう選択はあまりに貧しい。(ちなみに私の信条は縁は切られ
ても切ったらあかん)
②相手に応じてその距離感を判断し上手に付き合っていく選択、
これが出来る人は素晴らしいと思うが、時にしんどい。
③相手を問わず御縁ある人全てを受け容れることの出来る人は
とても心豊かだ。器が大きく、穏やかな人だろう。

言うは易し、行なうは難しだが、私は③を目指したい。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長・山田泰壮(やすお)

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