有事を活かす人と活かせぬ人

親愛なる皆さん
おはようございます。

昨日は、今年最後のヤマネット物流交流会でした。
「勉強になる、為になる」と好評で毎回多くの方々に
御参加頂いております。

今年最後のゲストスピーカーは岡山県㈱赤田運輸
産業の赤田健社長、明るく元気で爽やかな若手
経営者であります。

赤田社長は2016年にヤマネット実践研修を受講
され、その当時は専務、その後2019年に事業承継
され社長に就任、5年の間に立派な経営者に成長
されています。

しかし、今日に至るまでには決して順風満帆ではなく、
数々の困難や試練、いわゆる「有事」がありました。

筆頭顧客の倒産、止まない社員の離職、自然災害に
よる社屋(倉庫)の倒壊・・・
当時のご本人と社員さんとの関係性は、酔っぱらって
喧嘩をするような有様で、正論を振りかざし社員を
ぶった斬るような対応をしていた時期もありました。
(ちなみにご本人は、その時代の自分を“正論侍”と呼
んでいました。あまりウケませんでしたが 笑)

しかし、その後、「このままではいかん」と、
社員皆さんへ「どうしたらいいのか俺には分からない、
教えてほしい」と、素直に自分の思いを伝え、
社長と社員の間での本音のやり取りが始まりました。
そこから全員共通の軸である経営理念が確立され、
関係性の改善、離職率の低下、業績の向上へと
進んでいきます。

このように有事を糧に逞しく成長していく人や会社も
あれば、一方では有事を経て衰退していく人や会社も
あります。 そこには一体どんな違いがあるのか?

その違いは「平時」にあります。平時に何をするか?
それは様々あるでしょうが、昨日の物流交流会で私が
総括させて頂いたのは、「勉強すること」。

平時に勉強するということ、ただ、それは、
一人で知識を暗記するというものではなく、
「実践に役立つ勉強」と「仲間と共に勉強する」
という勉強の仕方であります。
平時の勉強は、有事を更なる成長の糧にします。

赤田運輸産業さんの歴史を伺いながら、
改めて、平時の在り方の重要性に気付かされました。

有事を活かす人と活かせぬ人、
その答えは平時にあり。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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