劣化の感染拡大:その2
親愛なる皆さん
おはようございます。
スパルタ教育は今や死後ですが、思えば昔の教育は
厳しく、親や先生や上司は怖いものでした。ただ、
それは同じ〝おそれ〟でも怖れではなく〝畏れ〟の要素
が強かったように思います。畏敬の念、だから、怒鳴ら
れても、時に殴られても関係性は壊れなかった。
とはいえ、怒鳴られて、殴られて育てられた昭和の時代
に戻すことは出来ません。確かに怒鳴って殴って従わせ
るは即効性はありますが、育てる側が愛情を、育てられ
る側が畏敬の念を抱いている関係性でなければ、成立し
ません。それよりも何よりも現代では法的にもそういう
教育や指導はできない時代環境、そういう国になりました。
成長、拡大、経済最優先の時代が長らく続き、
本来、より良い人間関係が土台となって築かれる経済
(業績)であるはずが、規律や礼節や風土よりも経済(業績)
最優先(売れりゃそれでいい)の思考はいつしか体質となり、
結果、顧客に喜んでもらうことが目的のはずが、先の店舗
のレジスタッフの如く顧客を不快な気持ちにさせてしまう。
![](https://i0.wp.com/www.yamanet.tv/wp/wp-content/uploads/2021/12/266311598_4594184860662762_920985488671213467_n.jpeg?resize=1024%2C768)
更に、コミュニケーションのデジタル化は、用件は
伝わるが熱量は伝わりにくい、怒鳴る、殴るは今や
論外だとしても、アナログでリアルなコミュニケーシ
ョンは用件と共にその人の意識や意志も同時に伝わる。
だから、受け手の腹に落ち、動機付けされる。
特に人財育成や人財教育は、この動機付けまで至ら
なければ、どれだけ頭で分かっていても行動は変わ
らないので、意味がない。
そんな時代背景、時代環境の中で、
劣化の感染拡大を何としても阻止しなければならない。
さて、では、どうするか?
次回<その3・完結編>へ つづく
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝