劣化の感染拡大:その2

親愛なる皆さん
おはようございます。

スパルタ教育は今や死後ですが、思えば昔の教育は
厳しく、親や先生や上司は怖いものでした。ただ、
それは同じ〝おそれ〟でも怖れではなく〝畏れ〟の要素
が強かったように思います。畏敬の念、だから、怒鳴ら
れても、時に殴られても関係性は壊れなかった。

とはいえ、怒鳴られて、殴られて育てられた昭和の時代
に戻すことは出来ません。確かに怒鳴って殴って従わせ
るは即効性はありますが、育てる側が愛情を、育てられ
る側が畏敬の念を抱いている関係性でなければ、成立し
ません。それよりも何よりも現代では法的にもそういう
教育や指導はできない時代環境、そういう国になりました。

成長、拡大、経済最優先の時代が長らく続き、
本来、より良い人間関係が土台となって築かれる経済
(業績)であるはずが、規律や礼節や風土よりも経済(業績)
最優先(売れりゃそれでいい)の思考はいつしか体質となり、
結果、顧客に喜んでもらうことが目的のはずが、先の店舗
のレジスタッフの如く顧客を不快な気持ちにさせてしまう。

更に、コミュニケーションのデジタル化は、用件は
伝わるが熱量は伝わりにくい、怒鳴る、殴るは今や
論外だとしても、アナログでリアルなコミュニケーシ
ョンは用件と共にその人の意識や意志も同時に伝わる。
だから、受け手の腹に落ち、動機付けされる。

特に人財育成や人財教育は、この動機付けまで至ら
なければ、どれだけ頭で分かっていても行動は変わ
らないので、意味がない。

そんな時代背景、時代環境の中で、
劣化の感染拡大を何としても阻止しなければならない。
さて、では、どうするか?

次回<その3・完結編>へ つづく

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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