風景は思想である

親愛なる皆様
おはようございます。

「風景は思想である」
日本画家の故堀文子さんの言葉。

世界各国を旅し、その国、その土地で描く風景には、
その国、その土地の思想が現れていると。要るものが
残され、不必要と思われるものが取り除かれ、新たに
必要と思われるものが創られて、今の風景が成り
立っている。温存されるもの、除去するもの、
創造するもの。それは正にその国、その土地で暮らす
人々の思想、思考の現れである。

3年前100歳で亡くなられた堀文子さんの、
そんな言葉をふと思い出し、以前コラムに書いた文
を引っ張り出してきた。

コロナによって、世の中の風景が変わっていっている。
コロナが変えたのではなく、コロナ禍の中で生きる
我々人間の意識、思考、思想が変わっていっている
というのが本質のところだ。

ロシアの侵攻によりウクライナの風景が変わって、
否、激変している、そして、それは、その土地で暮らす
人々の、思考、思想の表れではなく、独裁者プーチンの
思考、思想の表れ過ぎないが、どちらにしても
人間の思考、思想は、その土地の風景にまで影響を及ぼす。
「風景は思想である」は云い得て妙、箴言であります。

それは土地とか、国のみならず、家庭や会社、どの場
にも適用できる。私達のまわりにある殆ど全てのものは、
良きも悪しきも人間の思考、思想、意識の投影であります。

5月が今日で終わります。
どんな思考、思想が投影された一か月だったか?
振り返り、明日からの新しい月が素晴らしい風景に
なるよう努めて参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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