心を開く

親愛なる皆様
おはようございます。

先日、経営者の友人が訪ねてきてくれた。
彼とは現在あるプロジェクトを取り組む仲間で、
彼はそのプロジェクトリーダー、そのプロジェクト
について、伝えたい大事なことがあり、私から声を掛けた。
少々苦言的な内容になるであろうこともあって、
プロジェクトリーダーでもあり、年齢も上の人なので、
正直、少し重たい気持ちで緊張していた。
でも、大事な話なので、しっかり伝えようと心に決めていた。

様々な話題で会話をした。
共に会社を代表する立場なので、
抱える問題課題に共通点は多かったが、
つまるところテーマの柱は「組織の活性化」、
お互いの自社においても、現在取り組んでいる
プロジェクトチームの組織においても、
質の高い活発なコミュニケーションがとれ、
意思の疎通がはかれ、心通い合う組織を構築する。

言うは易し、行なうは難し、成すは尚難し。

では、何故、難しなのか?
難し原因は何なのか?
部下やチームメンバーが心を開かないのは何故なのか?
私の答えはシンプル、自分が心を開いていないからだ。
自分が心を閉ざしたままで、部下に心を開けと云っても、
それは無理というものだ。

そんな話題にもなり、途中、お互いが少し感情的になる
場面や緊張感のある重たい空気にもなったりしたが、
途中で投げ出すこともなく、友との会話は続いた。
というよりも、彼が辛抱して聴いてくれた。

お互いの家族のことや趣味のこと、若かりし頃の悪戯
なことなどなど、脱線しながらも話しは続き、
途中、云うつもりもなかった普段話さないような話題も・・・
私は自分の想いや信条を正直に誠実にさらけ出して伝えた。

ふと気が付くと、
何か気持ちが軽くなっていた。
心が通い合っているような感覚が湧いてきた。
長い時間が経っていた。
冒頭の重たく緊張した感覚はまるで無く、話し終え、
互いに笑顔で元気な挨拶を交わし別れることができた。

良好な人間関係や組織の活性化の第一歩は、
自らが心を開くことなんだと、その一歩を踏み出さない限り
相手や周りは心を開かない、その状態でいる限り良好な人間
関係や組織の活性化はあり得ない。まずは自分、自分が源。
そんなことを改めて確信できた貴重な時間でありました。

会話の途中、何度も思い出していた文章がある。
今、勉強中(コラムでも何度も取り上げている)の
著書「ティール組織」の一節だ。
今朝は最後にその文を引用して終わりたいと思う。

『結局根本をたどっていくと「我らが刈り取るのは
撒いた種から育った 物」、つまり自業自得なのである。
恐れは恐れを生むし、信頼は信頼を育 てるという最も
基本的な真理に行き着くというわけだ。』

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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