事故が無くなる物語:その1

親愛なる皆様
おはようございます。

昨日は、9月度物流交流会で、ゲストスピーカーは柘運送㈱取締役の柘俊光さん。
柘さんは物流マネージャー実践研修名古屋30期生の卒業生、とても紳士で優秀な方、尊敬する経営者であります。

電気工事に関わる運搬や設置工事などをメインで行ないトレーラーや大型ユニック車、特殊車両で16ⅿの電柱の積卸は豪快かつきめ細かな技術が必要だが、なんと60人のドライバー全員がその業務を行なえるという。

そんなことを聴くと、職人気質のちょっと怖そうな人達の集団かと思いきや、お話しの内容のメインは「思いやり運転」。
ドライバーさん自らが行なった思いやり運転の動画をドライブレコーダーからデーター収集~編集し、社内やSNSなどで配信~放映する。
ドライバーさん達が意識的に思いやり運転を励行する、動画を提出する、編集し放映する、それを見る人も脳に優しい思いやり運転がインプットされるという流れは、ジワジワと事故が起きない体質を育んでいく。

柘運送さんでは、この活動後、事故件数の削減が顕著で、思いやり動画の収集件数が当初の目標に達したので、活動を一旦打ち切った・・・するとまた事故件数がてきめんに増えてしまったという経験をされ、今また再開に向けて準備を進めている。

思いやり動画によって事故が減り、やめた途端にまた事故が増えた、この理由を柘さんは、「未だ習慣化に至ってなかった」
そして、思いやり動画活動を行なうことにより増えていたドライバーさんと管理者との「対話が減った」この二つを指摘された。
至極納得であります。

良い成果は良い行為の習慣化の先にあり、何事も習慣化に至るまで継続することが肝要。

そして、事故が起きない体質の土台には良き社風は欠かせません、どれだけ注意喚起を行ない危険予知トレーニングをし、運転技術を磨いても社風つまり社内の人間関係がギスギスし、イライラした気持ちでハンドルを握ったら事故は起きます。
その良き社風の源泉は、他ならぬ対話であります。

さすが、柘さん、実体験を元に事故防止の本質を付かれました。
思いやり運転動画の活動は、ジワジワと各社に広まっています。
勿論私が経営する㈱マイロジにおいても早々にマネさせて頂き、社内での展開もジワジワと活発になっています。

学ぶはマネぶ です。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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