車窓から ばかやろう

親愛なる皆さん
おはようございます。

昨夜は横浜で会食があり、今朝は名古屋へ帰る新幹線の中で書いている。
東京名古屋間は東西に長い静岡県を通過していくわけですが、車窓から見える静岡県の景色はいつも懐かしい。

私は18歳でトラックドライバーとして社会人デビューをしてから16年間その会社で務め、最後の6年間は静岡支店長として静岡県内を東奔西走した。
だから静岡の景色を見ると当時を思い出し、同時にお世話になった今は亡きK社長のことを思い出す。

過去にモーニングメールコラムにも何度か、また私の2冊目の著書にも書いていますが、ビジネスマン、リーダー、経営者としての私に絶対的な影響を与えてくれた人です。
社員や仲間との関わり方や、お客様との商談時の話の展開も、K社長に似ていると、我ながらふと思うことがある。
厳しいけれど、人情味があって、口は悪いが、頑張るやつは本当に可愛がってくれるオヤジさんだった。

私のことを、いつもかばってくれたし、失敗しても許してくれた、本当に沢山の愛情を頂いた。
これは面白い話しでよく話題にしますが。。。社員の呼び方は基本呼び捨てで、名前の後に「君」や「さん」は付けない。
「呼び捨ては俺の敬語だ」といい、愛情表現は「ばかやろう」だ。満面の笑みで言葉の最後に「ばかやろう」をくっ付ける。例えば、こんなふうだ。

寝る時間を惜しんで働きに働いていた私に向かって、「オイ山田、お前ちゃんと睡眠とならあかんぞ、ばかやろう^^」新規顧客先へ出掛けようとする私に向かって、「オイ山田、頼んだぞ、気を付けて行ってこいよ、ばかやろう^^」
実に懐かしい^^

話しは変わり、昨日の横浜での会食は。。。
ヤマネットには創業期からまもなくして約5年間ほど、混乱期があり、その渦中に仙台に営業所を出店し、およそ1年で撤退するという失敗の歴史を(他にも沢山)持っている、その当時仙台でお世話になり、撤退後の業務を引き継いでくれた社長と13~14年ぶりに再会した。

その後、震災もあり御苦労をされましたが、元気に再会することができてよかったです。
昨夜はヤマネット創業からの10年間、帰路新幹線の中ではサラリーマン時代の16年間、ゆっくりと過去を振り返ることができました。
社会人デビューからまもなく40年。。。
人生は瞬く間に過ぎていきます。

トンネルに入ると自分の顔が車窓に映る。
自分に向かって「がんばれよ、ばかやろう」と呟いてみた。
車窓の顔が一瞬K社長に見えた。
今も尚、K社長の「ばかやろう^^」に励まされています。

まもなく名古屋に到着する。
今日も一日良い日に致します。

物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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