うだる時代に如何に生きるか
親愛なる皆さん
おはようございます。
うだるような暑さが続いています。
うだるような暑さの、「うだる(茹だる)」は、
お湯を茹でるの「ゆでる」の意味の他に、
「へたばる」とか「フラフラになる」という意味もある。
今の時代、うだるのは暑さだけではない。
異常気象で各地に大きな被害が出ている。
原発問題、緊迫する近隣外交、
どこかで誰かが毎日のように殺し殺され、
自殺者は毎年一万人を越し・・・
世界へ目を向ければ、アフリカでは疫病が猛威を
振るいそれがジワジワとエリアを広めている、
ロシアや中東の紛争では、多くの人たちが命を
奪われている・・・
ニュースや新聞を見ると毎日嫌になる、
精神が病んでくる、へたばりそうだ。
正に、うだるような時代。
・・・と、実はこの文章、
11年前に書いたコラムをそのまま引用した。
うだるような暑さも、うだるような出来事も、、、
うだるような時代は、
どうやら、今年や今日になって始まったことでは
ないようだ。
そう考えると、長い間うだるような状況にありながら、
フラフラになりながらも、へたばらず、我々人間は
よく頑張っているではないか!
という見方もできる。
うだることにばかりに意識を奪われていても
仕方がない、何事にも表裏はある。
うだるの反義語は直接的には存在しないようだが、
「爽やか」とか「元気」「活気」などが対義的な
ニュアンスを持つ言葉になる
うだるような暑さの中、先日、沖縄尚学の初優勝
で幕を閉じた夏の高校野球では、うだるような暑
さの中、選手達や選手達を応援するスタジアムの
応援団も活気に満ちていた。我が東海地区から出
場した県立岐阜商業の横山選手は生まれつき左手
の指が無いというハンディを乗り越え甲子園へ出
場し、惜しくも準決勝で敗れたが、自分と同じ境
遇の子供たちへエールを送る高校球児の爽やかさ
に感動した。
うだるような時代に、
元氣に、爽やか生きている人も沢山いる。
先の高校球児もそう、私の身近にも元氣に快活に
仕事に励んでいる人も沢山いる。
その人達の大きな共通点の一つは、やはり、目標
やビジョンを持っているということではないだろ
うか。明確なビジョンを持つと物事の捉え方が変
わってくる。ピンチをチャンスと捉える。出来な
い理由ではなく出来る方法を考える。
「おもしろきことも無き世をおもしろく」
幕末、長州のリーダー、高杉晋作の辞世の句は、
物事は全て捉え方によって決まるということを
示唆してくれている
うだるような暑さもやがて終わる。
うだるような時代の中でも元氣に爽やかに
おもしろく生きることはいくらだって出来る。
今日も日中はうだるような暑さのようだが、
早朝、この時間の風は実に心地よく爽やかだ。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝



