物流現場、今むかし

親愛なる皆さん
おはようございます。

12月に入り、物流現場では物量が増えはじめ、これから年末の本格的な繁忙期に突入していきます。
物量が増えたり作業量が通常のキャパを超え、現場作業が混乱したり、労働時間が超過し無理を強いているスタッフを思うと申し訳なく胸が痛む。でも、一方でこの無理や苦労は捉え方向き合い方によって必ず自分自身の血肉なることを、どうか体感してほしいという祈るような想いもある。そして、いつも思い出す景色がある。

私自身が若かりし日、現場業務をしていたあの頃のこと。
日本経済は最高潮、世の中がバブルで浮かれていた頃、物流現場は荷物で溢れかえり、人手不足は常態化し、働く者の素行は悪く、事故やトラブルは頻発、倉庫内は雑然とし、トラックは汚れ・・・劣悪な環境の中で、出荷作業や積み込み作業をしながら夜が明けることも珍しくなかった。
そんな状態が何年も続いた。
現代においては考えられない許されない労働環境の中、家族からさえも「何故、そこまでして働かにゃならんのか?」と、問われながら、それでもへこたれずに頑張ってこれたその理由は、共に働く仲間の存在、そして、K社長の存在が私を支えてくれた。

高校を卒業してから会社を創業するまでの16年間勤めていたM運輸。
K社長は、社会人として、ビジネスマンとして私に大きな影響を与えてくれた育ての親であります。
社員や仲間との関わり方や、お客様との商談時の話の展開も当時のK社長に似ていると、我ながらふと思うことがある。
厳しいけれど、人情味があって、口は悪いが、頑張るやつは本当に可愛がってくれるオヤジさんだった。

私のことを、いつもかばってくれたし、失敗しても許してくれた、本当に沢山の愛情を頂いた。
社員の呼び方は基本呼び捨てで、名前の後に「君」や「さん」は付けない。
「呼び捨ては俺の敬語だ」といい、愛情表現は「ばかやろう」。
満面の笑みで言葉の最後に「ばかやろう」をくっ付ける。

例えば、こんなふうだ。
寝る時間を惜しんで働きに働いていた私に向かって、「オイ山田、お前ちゃんと睡眠とならあかんぞ、ばかやろう^^」新規顧客先へ出掛けようとする私に向かって、「オイ山田、頼んだぞ、気を付けて行ってこいよ、ばかやろう^^」実に懐かしい。

お世話になっているこの人を喜ばせたい、安心させたい。
そして、フラフラになりながらも一緒に働いてくれている仲間達、こいつらと共にこの状況を乗り越えていきたい。
そんな想いが私を突き動かしていた。

そして、あの頃のあの劣悪な労働環境の中で、長年働いてきたあの経験体験が、明らかに今の自分の血肉になっている。
前向きさ、精神力やスタミナや知恵を育んできた礎になっていることは間違いない。

現代、物流現場は変わった。
恵まれた環境、整った条件、あの頃を思うと夢のようだ。
時に現場が混乱したり、トラブったり、時間が超過したりすることもあろう。
しかし、皆で知恵を出し合い、力を合わせれば、必ず乗り越えることは出来る。
解決できない問題は自分の前には現れない。
今年も残り一カ月を切りました。
現場は忙しくなります。くれぐれもご安全に。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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