頭脳とハートへのはたらきかけ

~なぜ人と組織は変われないのか:その5~

親愛なる皆様
おはようございます。

先月から粛々とシリーズで書かせて頂いている
著書「なぜ人と組織は変われないのか」の中から
リーダーが示すべき発達思考の7つの姿勢、
今朝はその5つ目について書く。

この「リーダーが示すべき発達思考の7つの姿勢」は、
「人財育成における心得」と言い換えてもよいと思う。

五つ目は、
「思考様式が思考と感情の両方を形づくることを理解し、
思考様式を変えるためには「頭脳」と「ハート」の両方
にはたらきかける必要があると認識する。」

私は、事故防止においての研修講義や社内での社員指導の
時にも伝えているが、事故が起きない体質を育むためには、
三つの側面からのアプローチがいる。
一つ目は技術的側面、プロドライバーにおいては云うまでもなく
ある一定以上の運転技術がいる、二つ目の側面は脳へのアプローチ、
ドライブレコーダーの映像を使ったKYT(危険予知トレーニ
ング)は正しく脳科学を活用した脳トレーニングであります。
そして、最後三つ目の側面が、精神的側面、心(ハート)への
アプローチであります。この三つの輪が重なり機能して事故防止
が成立する。

本書においては、技術的側面(行動)は後に出てくるが
心得の五つ目では、「頭脳」と「ハート」この二つへの
アプローチが重要ファクターだと説いている。

そして、特に「ハート(感情)」へのアプローチについては、
人間の感情が仕事や職場において大きな影響を及ぼしている
ことを知っていながら、どのように継続的、建設的に関わ
ればいいのか多くのリーダーが途方にくれていて、気づか
ないフリをしたり、放っておいたりしている現実を指摘している。
日常でアルアルなので、実にリアルな指摘であります。

ハート(感情)へのアプローチの効果は見えにくく、
手間と時間がかかるので、上記のような(気づかないフリ、
放っておく)選択をする場合が多いが、本書がさらに指摘
しているのは、「効果」と「効率」を取り違えてはならな
いということ。

「既存の思考パターンの限界を押し広げような学習プロセスを
採用すれば手間と時間がかかるが、そういう学習を実践しなけ
れば人々の行動を大きく変えることは出来ない。(中略)
人は常に血の通った人間であり続ける限り、感情に働きかけ
る方法を見いだせない限り、重要なゴールには到達できない」
メチャクチャ共感できる一文であります。

一昨日、今年度最後の社内リーダー研修を行なった。
正に引用した上記文の如く、感情に働きかける学習プロセスを
採用し継続してきたお陰で、いよいよリーダーや組織の成長が
目に見えてきた。一昨日はその実感を当のリーダー達に伝え、労った。

人と組織が変わり始めている。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA