末学と本学:物流の人材育成

親愛なる皆様
おはようございます。

コロナの拡大と豪雨災害で大変な夏でありますが、
早朝静かなこの時間は、秋の虫たちの涼しげな
ハーモニーが季節の移り変わりを感じさせます。

如何なる時節であろうとも、物流応援団は学びの
機会を提供し続けて参ります。

先日の物流交流会では、㈱ラクネットの近社長に
ゲストスピーカーとして登板頂き、講話を頂きました。

ラクネットさんはトラック輸送でも自走陸送という
カテゴリーで、車両そのものを自走でお届けする
というお仕事で、同業者の中で最も人財教育に熱心
な全国NO.1の自走陸送事業者です。

近社長のお付き合いは長く、
私の創業時に、ダブルワークのアルバイトで
ヤマネットの仕事をして下さっていた時代があり、
(ヤマネットは今では研修会社ですが、当時はトラック
回送事業、利用運送、倉庫業、部品アッセンブリ等々
様々な事業を手掛けていました、殆どが失敗に終わり
ましたが^^;)その後、独立されラクネットを創業し、
今ではアルバイトさんを含め100名規模の会社に
成長されています。

とにかく楽しい人で、いつも人を楽しませ、
ご本人もいつも笑顔で、怒っているところを見た
ことがありません。先日は「皆さん、楽しんでますかー!」
というお題で、楽しく、そして、深いお話をして頂きました。

コロナ禍のお陰で気付いたこと、そして、この数年は
人財育成もさることながら、ご自身が猛勉強し、
私が云うのも何ですが、立派な経営者に成長してみえました。

「末学と本学」というお話は、末学は枝葉、本学は根っこ。
つまり、やり方やテクニックも大事だが、その元に根差す
志や心を育む勉強が大事であるということを語られ、
人財採用は経験や高技術よりも人柄重視、経験や技術は
入社後に積み上げ磨いていってくれればいいというお話が
とても印象的でした。一方で業績も立派に上げておられます。

近社長が云われる末学は所謂戦略や戦術であり、
本学は経営者の哲学や理念のようなもの、
そのどちらもが重要で、バランスが大事であります。
理念なき戦略は罪悪であり、戦略なき理念は絵空事であります。

大変は時節を通過中ですが、
手を変え品を変えながらも、理念からはブレず、
慌ただしく動きながらも、落ち着き安定した心で、
皆と共に乗り越えて参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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