衣食足りて礼節を忘る
親愛なる皆様
おはようございます。
今朝は過去に書いたコラムを引用する。
「衣食足りて礼節を知る」
人は生活に余裕ができて、初めて礼儀や節度を
わきまえられるようになるということ。
衣服と食物は、生活をする上での根本であるから、
それらが満たされることによって心にもゆとりができ、
礼儀を知ることができるものだということ。
出典元は、中国春秋時代の政治家菅仲。
「民の生活の安定あってこそよい政治が行える」
という意味で云った。
![](https://i0.wp.com/www.yamanet.tv/wp/wp-content/uploads/2022/03/276098558_4937566372991274_6200739073137051093_n.jpeg?resize=1024%2C669)
今朝のタイトル「礼節を“忘る”」は誤ったわけではない。
衣食が足りることにより心にゆとりができてこそ礼節を
知ることができるのも分からぬでもないが、衣食も心の
ゆとりも、過ぎたるは及ばざるが如しで、
もっともっとと欲望はどんどん肥大化し傲慢になっていく。
だから、「衣食足りて礼節を忘る」は誤りではない。
政治家の偉い人が時に傲慢な物言いをしている姿や、
取引先の大手企業の幹部が上から目線で物をいう姿、
上司が社員に対してあまりに偉そうに接している姿、
努力も勿論多少はあったろうけども、自分一人の力
で今の立場や地位があるわけではないにもかかわらず、
それを自分の実力だと勘違いしてしまっている人。
役職や肩書と人格は別物であります。
ていうか、意外と多い、立派な肩書でアホなヤツ。
アホの私が云うのもどうかと思うが、
社長や講師や先生なんかに礼節を忘れ、
義理を欠く人が意外と多い。
私もよほど気を付けないといけない。
アホ防止の為の策は、苦言を発してくれる人と
意図して関わること。
いくつになろうとも、偉い肩書を持とうとも、
怖い人を近くにを持つことだ。
衣食は足らねばならぬが、過ぎてもならぬ。
衣食足りても、足らずとも、
礼節を忘れ、義理を欠いてはなりません。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝