それもまたよし

親愛なる皆様
おはようございます。

赤ちゃんの頃、泣けばオッパイ、おむつ、抱っこ・・・泣けば思いが叶う時期がある。
しかし、その後、幼稚園に入り、小学生～中学生になって、思い通りにならないからといっていちいち泣いてる人はいない。

最近はあまり見かけなくなったが、昔よく見かけた光景で、スーパーのお菓子売り場でほしいものを買ってもらおうとフロアーに倒れ込んで泣き叫び手足をジタバタさせている子供、結末はお母さんは知らん顔でレジを済ませそのまま帰ろうとすると、置いて行かれてはえらいことと、後ろを追いかけ、しゃくりをあげながらお母さんのブラウスの裾を掴み仕方なく諦めて帰っていく。

そうやって、わがままは通らない、全てが思い通りになるわけではないことを学んでいくのだが・・・どうも子供の頃に学習不足だったのか、大人になってからも泣き叫んでこそないが、思い通りにならいと、拗ねたり、キレたりしている大人をたまに見かける。

もし、仮に（本来あり得ないが）何もかもが思い通りにいく人生があるとしたら、それは錯覚、どこかの国のプーさんやキムさんのようなもので、現実的にはあり得ない、あの人達は実はとてつもなく臆病で弱く脆く浅はかな人間であることは冷静に見ればわかる。
（冷静に見なくてもわかる）

もとい！思い通りにならないから思い通りになるように悩み考えることにより知恵が生まれる。
自分にとって都合の悪いコトやヒトが現れるから、反対意見や受け容れ難き考えや言葉をぶつけられるからこそ、許容力や柔軟性が育まれる。
だから、今、思い通りにならず悩み苦しんでいる人がいるならば、大丈夫、それが己を育ててくれる糧に必ずなります。

思い通りに順調に事が進んでいくことは気分もよく良いことだけど、思い通りにならないこと、それもまた良しです。
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(織田信長)
鳴かぬなら鳴かしてみせようホトトギス(豊臣秀吉)
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス(徳川家康)
鳴かぬならそれもまた良しホトトギス(松下幸之助)^^