解決と受容

親愛なる皆さん
おはようございます。

気がつけば10月、今年も終盤戦に入っていく、
実に早い。我が社も下半期に入りました。
社会においても自社においても様々な問題課題
を抱えての終盤戦であります。

この時季は前半を振り返る時季ということもあり、
多くの問題課題が顕在化する時季のようだ。
今朝は、過去、この時季に書いたコラムを引用する。

会社経営を通じ、日々の生活を通じ、
日々実に多くの人達と会い関わるわけですが、
どれだけ大きくて立派な会社であっても、どれだけ
優秀な人であっても問題を抱えてない会社や人はいない。

否、立派で優秀であるが故に多くの問題を抱えている。
立派であるが故に問題から逃げず向き合うから常に
目の前に問題がある、優秀であるが故に小さな事物を
問題と捉える、それを問題と捉えるか否かは、その人次第だ。

危機意識の薄い人、鈍感な人には問題を問題と気づくこと
ができず、実は事故事件の兆しがあったにも関わらず、
その兆しを問題と気づけずに、ことが大きくなり取り返し
のつかないことになってしまう会社や人もいる。
否、その方が多いかもしれない。

そして、問題には、どうにかなる問題と、どうにもなら
ない問題があるということをこの歳になってよく思う様になった。

若かりし頃は、どんな問題でも、自分の前に現れた問題は
解決できないことは何一つない。気持や気合いや情熱さえあれば、
全て解決できる、想いは叶うと思っていた。

でも、どうもそれは違う。
これはネガティブや諦めの思考になったわけではない。
問題には解決という決着の仕方以外に、もう一つの決着の
かたちがあるということが云いたい。

問題と向き合い、諦めず、果敢に立ち向かい問題そのもの
を消し去ったり、自分の思う方向へ持っていくという
解決という決着のかたち。
もう一つは、そも問題そのものは何ら変わりなく目の前に
依然横たわっているのだが、それをそのまんま大らかに
受容するという決着のかたちだ。

でも、後者には、前者以上に、清濁併せ呑む
相当な覚悟、許容力、おおらかさ、総じて人間力が
必要であります。そして、問題の本質を見抜く洞察力、
眼力も合わせて必要であります。

目の前の問題課題は、
解決すべきか、受容すべきか、見極めが大事です。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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