継承と承継

親愛なる皆さん
おはようございます。

過日、盛会のうちに幕を閉じた
ヤマネット全国大会のことは、先のコラムでも
書かせて頂いたが、何かそれだけでは足りず
勿体ない気がするので、今少し振り返りながら
復習をしたいと思う。

「経営のバトンを繋ぐ」と題して、
「事業継承」をテーマにパネルディスカッション
を行ない、4人のパネラーから様々な事業継承の
事例から多くを学ばせて頂いた。

私ごとですが。。。
18歳でトラックドライバーとして社会人デビュ
ーしてから39年、気の遠くなるような時間が
過ぎた。思い起こせば紆余曲折、様々な経験
をさせて頂いたが、云えることは私は実に運
がいい。16年間のサラリーマン経験の中で管理職、
経営幹部として仕事をさせてもらい、その後ヤマ
ネットの創業から23年、またその後にはマルヒデ
運送(現マイロジ)の事業継承から12年、サラリーマン、
創業、事業継承、仕事人としてある意味一通りの経験
をさせてもらった。(お陰様で今のところ倒産の経営
はしていない、これも運がいい)お陰で、社内外問わず、
社員、幹部、経営者(創業社長も後継社長も)どの
立場の人の気持ちもわかる。

もとい。
全国大会パネルディスカッションでは、
「継承」と「承継」の違いが話題にあがり、
西福運送の山元社長が詳しく語って下さった。
「事業継承」は、株式、財産、経営権といった
物理的なものであり、「事業承継」は、理念、
ビジョン、価値といった本質的なものであると、
なるほどわかり易かった。

私は既に次の世代にバトンを渡す側の年齢
であり、実際に思考や意識の柱は常に
「継承と承継」がある。

先の山元社長が云われた言葉の中で、
もう一つ大変印象に残った言葉が
「社長不足の時代」
ドライバー不足、人材不足はよく耳にするが、
社長不足は、初めて耳にした。でも、直感的
に腑に落ちた。

全国大会の会場にいた参加者全員が社長になる
可能性がある、否、可能性を感じてほしい、
継承・承継のバトンを受け取れる力を付ける、
覚悟を持つ必要が全員にある、他人事ではない
(表現の仕方は少し違うが)、そんなメッセージ
だった。そして、これは、日常の自社において
も同じことがいえる。

この人へバトンを渡したいと思える人と、
その人からのバトンを受け取りたいと思える人、
双方がいて事業継承、承継は成立する。

そう思える人財が育ち現れるよう、
そう思ってもらえる人間になれるよう、
人財育成に、自分育成に、
引き続き精進して参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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