飽くなき人財育成
~15年前の旅の記憶~
親愛なる皆さん
おはようございます。

やがて来る事業継承の日を見据え、
飽くなき人財育成。
経営者の最後にして最大の仕事は事業継承。
その時の為に飽くなき人財育成、
そして、人財育成の究極は自分育成だと、
つくづく思う。
なかなか思うようにはいかずとも、飽くなき人財育成。
育てても育たず、されど、育てねば、我れ育たず。
今から15年前、
私は山形県の山奥にある小国町に旅をした。
今朝は15年前の旅と15年前に書いたコラムを
引用しながら書こうと思う。
NHKのとある番組で東北山形の山奥にある全寮制の
高等学校、基督教独立学園、その学校の理念、校風、
校長先生の話しに感動し、その後、その校長先生に
手紙を書き、後日お電話を頂き、訪ねることになった。
当時の校長は安積先生。
全寮制クリスチャン系高等学校、東北の山奥の広大
な自然の中、3年間の学園生活で生徒達が人間とし
て見事に成長していく様を語られた。
研ぎ澄まされた感性から、
16歳、17歳の少年少女が書いたとは思えない見事
な文章力の作文を先生が朗読された。
懐かしさに似た純粋な思いが込み上げ観ていて思わず
涙がこぼれた。
訪ねた時、行動では夕礼が行なわれており、
安積校長から全校生徒に紹介頂いた。
その後、生徒たちと談笑しながらの夕食、
その後、生徒たちと一緒にお風呂に入り背中を
洗い合いながら、生徒たちと物流応援団のことや、
生徒たちの将来の夢などを語り合った、生徒たちの
目はキラキラ輝いていた。
懐かしいい、そのシーンはあまりにも強烈で
今でも記憶が鮮明に蘇ります。
大自然の中で、学問や労働を通じて学び
3年の間に本質感覚を研ぎ澄ます。
大自然の美しさの中で育まれた生徒達の純粋さ、
大自然の厳しさの中で育まれた強さ・・・
卒業し、都会の大学へ行くと、大自然の3年間との
大きなギャップに一時、戸惑う生徒もいるようだが、
一時的である。現象(出来事)に振り回されたりしない。
何故ならば、3年間の間で根や幹(いわゆる本質の部分)が
しっかり育まれているので、枝・葉(いわゆる現象出来事)
が嵐に曝されても大丈夫というわけだ。
安積校長は云う、
「教えたくとも教えられないことがある、
でも実はそれが一番教えたいことである。」
「本質や真の自分に気付くことである」
「究極の教育は 気付くまで、“待つこと” である」
「時が満つる時が来ます」と。
言うは易し、行なうは難し、
教育者の経営者の力量が試されます。
人財育成の究極は自分育成。
正に飽くなき人財育成です。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝