お金の話をしよう:その4(最終回)
親愛なる皆さん
メリークリスマス!
シリーズで描いてきたお金の話、今朝で最終回。

詰まるところお金は道具だ。
例えば、
美容師さんが使うハサミは、髪を切るという目的の為に
使う道具だ。そして、単に髪を切るだけではなく、
その先には、髪形を変えたり、イメチェンをして、
お客様に喜んでもらいたいという真の目的がある。
では、こんな例えはどうか?
恨む相手を切りつけるという目的の為にハサミという
道具を使うのは、恨みを晴らすというのが真の目的だ。
(そんなことしても恨みは晴れないと思うが)
*悪い例えですみません。
要は、道具は同じでも、目的によって使い方や結果は
まるで違った事になる。
お金に置き換えて考えてみる。
例1)お金という道具を手に入れる為に、
一所懸命働く、その目的は将来立派な社屋を建てる為、
そして、その先には、頑張ってくれている従業員の皆
にもっと働き易い職場で気持ちよく働いてもらいたい
という真の目的がある。
例2)お金という道具を手に入れる為に
一所懸命働く、(ここまでは例1と同じ)
稼いだお金で、ブランド物で身を固め、高級車を乗り
まわし、贅沢三昧な暮らしをする。自分がいいカッコを
したいというのが真の目的だ。
例1と例2を良い悪いという捉え方ではなく、
同じ道具でも目的によって、使い方や結果がまるで
ちがうということを考察したい。
経営を継続していくには、お金を稼がねばなりません。
稼いだお金、手にしたお金を如何に使うか?
経営の真の目的は何か?
目的によって、使い方も結果もまるで違うはず。
「本当に豊かな人生は、充足から生まれるのです。
決して過剰から生まれるものではありません。
お金は、私たちの意志を運ぶ道具です。
もし私たちが誠実さと共にそれを使うなら、
お金は誠実さを運んでいくでしょう。」
*リン・トゥイスト著「ソウル・オブ・マネー」より
年の瀬、ヒト、モノ、カネが活発に動く時季。
誠実にお金を使おう。
今年も残りわずか、どうかご安全に。
シリーズ・お金の話をしよう(おわり)
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝