権威とリーダーシップの違い:その1

親愛なる皆様
おはようございます。

アメリカ大統領選挙を観ていてつくづく思うのは、今朝のタイトル、権威とリーダーシップの違い。

公の文章で「政治を語るな」というのが、不勉強な私への父の遺言の一つでもありますので、
政治的なことは触れませんが、今朝のタイトルは、政治の世界に限らず、
あらゆる組織においても冷静に見極めなければならないテーマだと思います。

権威あるものが必ずしもリーダーシップを兼ね備えているとは限らないにも関わらず、
概して権威あるものがリーダーシップを発揮するので、事や組織が良からぬ方向へ流れていってしまうことが多い。

権威なき者もリーダーシップが発揮できて事や組織を良い方向へ導き、成果を創り出した時に、
その人が権威ある立場について、引き続きリーダーシップを発揮するというプロセスが理想のように思うが、
現実は、権威とリーダーシップがゴッチャになっているというか、同一になってしまっている場合が多い。

そもそも人は、権威や権力というものを他人に与え、
その権力に対しては常に何らかのサービスや見返りを求めるようにできていると言われている。
どういうことか?

例えば、子供が病気になった時、医者に頼る。
子供の体や命という大事を医者という権威に委ねるということは、親は医者に権力を与えたことになる。
でも、その権力には、なんらかの見返りやサービスが前提となる。
この場合で言えば子供の病気を治してくれるという見返り。
車の修理もそう、修理工に大事な愛車に対する権力を与え、修繕してもらうというサービスを求める。
国民が大統領に権力を与え、その権力に対して、経済や労働環境、豊かな暮らしといった見返りを求める。
では、その医者や修理工や大統領が必ず素晴らしいリーダーシップを発揮するか?

そうやって考えると、それは権威や権力とは無関係であるということが見えてくる。
でも、何故か、特に国家や会社など組織となると、それが分かりづらくなって、
リーダーシップの乏しい者が権威をふるいだして、国家が良からぬ方向や、会社の社風が乱れたり、業績が悪化したりする。

実は、この理論は、ハーバード大学のケネディスクールで30年以上にわたりリーダーシップの研究を続けている
ドナルド・ハイフェッツ教授が解かれている理論で、少々難しい。
長くなりそうなので、今朝はこれくらいにして、続きはまた次回以降に書こうと思いますが、
私のような不勉強が、この難題を如何に完結するか・・・
書き始めて少しだけ後悔しています^^;

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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