選別、淘汰の時代

親愛なる皆様
おはようございます。

612万トン。

これは、日本が一年間で廃棄している“食べれる”食品の量です。
日本中の運送会社のトラック全車両を使っても積みきれません。
(130万車輛平均4トン積載で換算)世界レベルで観ると13億トン。
世界中で飢餓に苦しむ人々に向けての食糧援助量は390万トン。
なんということでしょう・・・

コロナの感染拡大は経済にも大きな打撃を与えていますが、先の食品廃棄量の数字を観ると、経済そのものの見方、捉え方が変わってきます。
そもそも経済とは、生産と消費のバランスによって成り立つものですが、先の数字を観る限り、生産重視、生産しっ放しという現実がはっきりしてきます。
生産と消費ではなく生産と廃棄(泣)コロナ禍の中で、廃業、倒産に追いやられてしまった企業や店舗、休業や時短営業を強いられているお店は現時点でも相当多くありますが、私たちが食べていく為、生きていくうえでの影響は出ていません。
これだけ多くの生産や供給が激減しているにも関わらずです。
それは、何故か?先の食品廃棄量の実態がその答えです。

物が溢れている。

私たちが生きていくうえで必要な量をはるかに超える物が世の中には溢れかえっている、だから少々企業や店舗が消えていったとしても、暮らしや生きていくことには影響がないということです。
倒産や廃業、職を失っている気の毒な人も多くみえるので、言葉にするのはとても難しいですが・・・
本当に必要なモノとコト、そうでないモノとコト。
コロナ禍の中で、それらが選別、淘汰されていっているような気がします。
コロナはどうやら未だ収まりそうにありません。
経済の本質、元々の語源は経世済民。
「世の中を治め、人民を救う」であります。
コロナ禍は「気付きなさい」の警告です。
我が社の真の役目は何か?
本当にやるべきことは何か?
企業も個人も問われています。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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