現代から過去を眺め、過去から現代を眺めてみる:その1

親愛なる皆様
おはようございます。

「ガタガタ言わんと働け!」
「1日、2日、寝んでも死なんわ!」
「仕事は24時間、365日だ!」
これは、私が若かりし頃(もう30年以上も前)、
世の中や職場で普通に飛び交っていたセリフです。
(私の周りだけ?)
今では考えられないことですが、ほんとです。
ほんとですし、実際に2~3時間睡眠で何日も仕事をする、
1か月休みなしで仕事をしていたわけです。
それが平気で?できて、いつも戦闘モードで継続できる
タフなヤツが上位に立つ、それができない者は仕事が出来
ないヤツ、根性の無いヤツとして評価され、やがて殆どが
辞めていきました。

週休二日制、労働時間短縮、有給休暇取得、育児休暇etc
が当たり前となった現代においては先述の内容は全く通用
しない環境、条件でありますし、かく云う私も自社におい
ては現代社会に応じた労働環境を常に重んじている経営者
の一人であります。

ただ・・・
私の頭や意識のどこかに未だ冒頭に描いた乱暴なセリフや
思考が沁みついていて、現代の労働環境、条件に対して
どうしても馴染めないとい、それどころか懐疑的な私さえ
います。

現代から当時を眺めれば非常識ではありますが、その当時
から更に30年遡ると、現実はそうやって寝食を忘れて馬車
馬のように働いてきた多くの人達のお陰で、戦後焼け野原と
なった日本から奇跡の復興を遂げ、ピーク時には世界第2位
の経済大国にまで躍り出るわけです。そして、その労働環境
の中にも希望や目標を持ち活々と働き、またその労働環境の
中で、否、だからこそ学習できたこと、育めたかけがえのな
いものがありました。それは、目標を持つことの大事さや
忍耐力、持久力、励ましや労い、仲間の大切さ等々・・・
あげればキリが無いくらい多くのものを得ることができた。
少なくとも私は正にそうでしたし、あの時代環境に本当に
感謝しているし、あの時代が無ければ今の自分はありません。

ただ一方、経済最優先の時代が長らく続いた事によって
社会構造に歪みが生じてしまっていることも否めませんし、
私自身もそれは感じていますし、経済のみが最優先、最重要
だとは思ってはいません。

このコラム、思ったより長くなりそうなので、
久しぶりにシリーズに致します。今朝はこの辺で。
後日、その2へつづく。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)物流応援され団長 
山田泰壮(やすお)

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