現代から過去を眺め、過去から現代を眺めてみる:その1
親愛なる皆様
おはようございます。
![](https://i0.wp.com/www.yamanet.tv/wp/wp-content/uploads/2021/05/180017260_3916647825083139_1574609348608869102_n.jpeg?resize=561%2C400)
「ガタガタ言わんと働け!」
「1日、2日、寝んでも死なんわ!」
「仕事は24時間、365日だ!」
これは、私が若かりし頃(もう30年以上も前)、
世の中や職場で普通に飛び交っていたセリフです。
(私の周りだけ?)
今では考えられないことですが、ほんとです。
ほんとですし、実際に2~3時間睡眠で何日も仕事をする、
1か月休みなしで仕事をしていたわけです。
それが平気で?できて、いつも戦闘モードで継続できる
タフなヤツが上位に立つ、それができない者は仕事が出来
ないヤツ、根性の無いヤツとして評価され、やがて殆どが
辞めていきました。
週休二日制、労働時間短縮、有給休暇取得、育児休暇etc
が当たり前となった現代においては先述の内容は全く通用
しない環境、条件でありますし、かく云う私も自社におい
ては現代社会に応じた労働環境を常に重んじている経営者
の一人であります。
![](https://i0.wp.com/www.yamanet.tv/wp/wp-content/uploads/2021/05/179815901_3916648205083101_6574246546053760177_n.jpeg?resize=387%2C387)
ただ・・・
私の頭や意識のどこかに未だ冒頭に描いた乱暴なセリフや
思考が沁みついていて、現代の労働環境、条件に対して
どうしても馴染めないとい、それどころか懐疑的な私さえ
います。
現代から当時を眺めれば非常識ではありますが、その当時
から更に30年遡ると、現実はそうやって寝食を忘れて馬車
馬のように働いてきた多くの人達のお陰で、戦後焼け野原と
なった日本から奇跡の復興を遂げ、ピーク時には世界第2位
の経済大国にまで躍り出るわけです。そして、その労働環境
の中にも希望や目標を持ち活々と働き、またその労働環境の
中で、否、だからこそ学習できたこと、育めたかけがえのな
いものがありました。それは、目標を持つことの大事さや
忍耐力、持久力、励ましや労い、仲間の大切さ等々・・・
あげればキリが無いくらい多くのものを得ることができた。
少なくとも私は正にそうでしたし、あの時代環境に本当に
感謝しているし、あの時代が無ければ今の自分はありません。
ただ一方、経済最優先の時代が長らく続いた事によって
社会構造に歪みが生じてしまっていることも否めませんし、
私自身もそれは感じていますし、経済のみが最優先、最重要
だとは思ってはいません。
このコラム、思ったより長くなりそうなので、
久しぶりにシリーズに致します。今朝はこの辺で。
後日、その2へつづく。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)物流応援され団長
山田泰壮(やすお)