承認欲求の正体

親愛なる皆様
おはようございます。

前回のコラムは、シリーズで<その1>を書いたので、
今回は本来<その2>を書くべきですが、先に描きたい
ことがあるので、変更。シリーズ<その2>はまた後日。
(勝手気ままに書いています笑)

私は自社の社長としては社員と、研修講師(団長)としては
受講生や会員さんとメールや書簡のやり取りを結構マメに
やる方だと思いますが、そのやり取りはどうしても相談事
的なことが多くなってしまいます。しかし、これが結構こ
ちらの方が気付かされたり勉強になったりすることが多い。

なので、今日取り上げたかったのは、なるほどと改めて
気付かされたことがあったので、温かいうちに文章して
おこうということで。

承認欲求と被害者意識の相関性です。
この二つはガッチリ繋がっていることに改めて気づきました。

ヤマネット研修のコーチングの授業の中で、
承認欲求と共感欲求の勉強をします。
承認欲求は概して男性に強い傾向があり、
共感欲求は概して女性に強い傾向があると。

ただ、承認欲求の強い女性もいれば、共感欲求の強い男性も
いて、同じ人でもその時の状況状態によって欲するものが
変わる場合もあるし、人によってその強弱も違う、一概に
云えない、要は男女ともに人間誰しも大なり小なり内面に必
ず持っている二つの本質的な欲求です。なので、授業で伝え
る時は男性と云わず男性性、女性と云わず女性性と伝えている。
少し逸れたので、話しを戻す。

多くの人間観察をしていて、分かってきたのは、
承認欲求の強い人ほど、他人や周りの人を承認しない、
そして、共通して被害者意識が強いという傾向がある。
ということです。

分かってほしい、もっと認めてほしい、もっと褒めてほしい、
もっともっとという欲求はどこまでいっても満たされず、
その先には、分かってくれない、認めてくれない、褒めて
くれない・・・更には自分の足を引っ張っている、邪魔を
されているという被害者意識が肥大し、周りの人に対する
苛立ち、怒り、憎しみまでもが湧いてくるわけですから、
周りの人への承認には決して及びません。

今回、ハッと気づかされたのは、「それは何故か?」と更に
奥を探っていくと、要は、他人から承認をもらいたいという
気持ちがそこまで大きいにも関わらず、その人は一番肝心な
自分自身のことを承認できていないということです。

自分が自分を認めていないのに、他人に自分を認めろという
のは虫のいい話で、例えていうなら、努力を怠って試験に
すべったのに、努力を怠ったことを認めずに、周りには
自分は努力したと認めてほしい、褒めてほしいと言って
いるわけですから、話しになりません。
例えが過ぎるかもしれませんが、分かり易いですよね。

他人に自分がどう映ろうが、周りにどう評価されようが、
自分が納得いくまでやる、気持ちよく働く、
毎日を一所懸命、誠実に悔いなく生きる。
ただ、それだけだと思います。

「何故承認してくれない?」と他人や相手を問うのではなく、
自分に出来ることは何か?
自分の仕事に気持ちよく納得できているか?
自分は誠実か?
と、自分に問う、否、自分を問うという思考を習慣化
する必要があります。

かく云う、私もあるあるで^^;
文章を書いていても、
どの口が云うてんねん、どの手が描いてんねん
という気持ちであります((+_+))

つまるところ、たらいの水。
他人の為に一所懸命動いていると、
気が付けば他人が自分に一所懸命になって動いて
くれていることが見えてきます。

新年度4月がスタートし瞬く間に1か月が経過し、
早やご5月。ゴールデンウィーク真っ只中です。
お休みの人、お仕事の人、様々だと思います。
くれぐれもご安全に!

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)物流応援され団長 
山田泰壮(やすお)

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