“変化”に対する考え方
親愛なる皆さん
おはようございます。
世の森羅万象は変化し続ける。
只唯一変化しないのは“変化し続ける”ということ。
何だか禅問答のような話だが、その通りだ。
「変化の時代」とよく言われるが、
それは何も今に始まったことではなく、
いつの世もずっと変化し続けている。
にもかかわらず、人は変化を拒み、変化を受け容れ
ようとしない、変化に不安やストレスを感じ、
変化をリスクと考える、でも実は変化そのものに
不安やストレス、リスクがあるのではなく、
変化を拒み、受け容れることが出来ない自分の
感性や思考が不安、ストレス、リスクの真因で
あることに気付いていない。
これは、変化のみならず“違い”に対しても似ている。
自分と違う意見を排除しようとしたり、苦言や指摘
を受け容れようとしないといったことが、私たちの
仕事や暮らし日常のみならず、地球レベルで観ても、
貧富、肌の色、言語や思想、宗教の違いから憎しみが
生まれ争いが起きている。違うことは当たり前のこと
で、違ってなきゃおかしいのに・・・
新年に参加したセミナーで、哲人たちの言葉を引用し
学んだ。

サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラりさんの
言葉、“自己修正システム”自己の間違いや愚かさを認
める能力。相手を指摘し修正させるのではなく、自分
の間違いを認め自ら修正していくこと。
ハーバードのマイケル・サンデル教授は、意見が違って
いても礼儀と敬意を持つこと。
さて、我が日常、特に経営や仕事において、
変化を拒んでいる場合ではない、そもそも
経営や仕事とは“変化への適応業”といってもいい。
変化していく時代環境に如何に適応していくか、
それどころか、経営者やリーダーは自ら変化を
創り出していくのが、仕事といってもいい。
にも拘らず、変化を拒み、変化になかなか適応
できず、変化を創り出していくパワーがなかなか
発揮できていないのが現実。。。
今になって始まったわけではない「変化の時代」が
今、盛んに叫ばれている理由は、そういう時代に移行
したからではなく、変化への適応力、自己修正システム
が機能不全になってきていることへの警鐘のような気がする。
変化を拒み、
変化に適応できず、
変化を創り出していけない、
こういった風土や体質を
拒み、適応し、変化を創り出して参ります。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝