衣食足りて礼節を知る。されど、過ぎたるは・・・

親愛なる皆さん
おはようございます。

「衣食足りて礼節を知る」は、
中国春秋時代の政治家管仲の言葉。
人は生活に余裕ができて、初めて礼儀や節度を
わきまえられるようになるということ。
衣服と食物は、生活をする上での根本であるから、
それらが満たされることによって心にもゆとりができ、
礼儀を知ることができるものだということ。

「民の生活の安定あってこそよい政治が行える」
という意味で云った。

衣食が足りることにより心にゆとりができてこそ
礼節を知ることができるのも分からぬでもないが、
私如きが管仲にモノ申すのもどうかと思うが、
少々異論がある。衣食も心のゆとりも、過ぎたるは
及ばざるが如しで、衣も食も足れども足れども、
もっともっとと欲望は肥大化し傲慢になっていく。
だから「衣食足り過ぎて礼節を忘る」
そういう人も多くいる。

政治家の偉い人が時に傲慢な物言いをしている姿や、
取引先の大手企業の幹部が上から目線で物をいう姿、
上司が社員に対してあまりに偉そうに接している姿
私はそういう姿に過敏に反応してしまう。

親の七光りでたまたま政治家への道が拓いた。
たまたま運よく大手企業に入社でき時代の波に
乗り少し昇格した。経済成長という時代環境に
背中を押され起業したまたま儲かって少々金持ちになった。
努力も勿論多少はあったろうけども、一人の力で今の立場
や地位があるわけではないにもかかわらず、それを自分の
実力だと勘違いしてしまっている人。

衣食は足らねばならぬが、過ぎてもならぬ。
衣食足りても、足らずとも、礼節を忘れてはなりません。
自分にもしっかり云い聞かそう。
昨日は日帰りの東京。

生前お世話になった恩師のお墓参りに行った。
帰りには松陰神社前にあるご自宅を訪ね奥様に
ご挨拶もできた。

その後、法律事務所を営む旧知の友を訪ねた。
15年前、神田で二人で立ち上げた事務所は兜町へ
移転し、今や立派な弁護士を四人抱え、大手ゼネコン
他名立たる企業を顧問先に持つ立派な事務所に成長し
ている。恩師から生前頂いたお言葉を思い出し、
元気な奥様とも会うことができ、旧知の友二人とも
沢山会話ができ、元気をもらった。良い一日だった。

今年度も残りわずか、来週からは新年度がスタートする。
一年を振り返り、
衣食足りて礼節を忘れることなく今年度を締めくくろう。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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